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女性麻酔科医について

 私達の教室は、現在22人中12人が女性医師です。年々女性の割合が増えてきました。もともと麻酔科は女性の比率が高かったのですが、医学部に入学する女性の割合が増えるにつれ、ますます増えています。

 麻酔科の仕事の特徴として、「on off」がはっきりしているという点があげられます。宅直でなければ帰宅後に呼び出される事もなく、家事との両立も可能となります。「仕事のために結婚をあきらめるとか、結婚、育児のために仕事をあきらめるといった時代は終わったと思います。」

 妊娠、出産を終えたであろうママ(オバ)さんが5人、これからであるのが残り8名…。当直を含むフルタイム勤務9名、日勤帯フルタイム勤務が3名、4時間のパート勤務が1名。皆それぞれ状況は異なりますが頑張ってくれています。当直を含むフルタイム勤務の9名中3名は、ずっと子供2人を育てながら当直をこなしています。家族(祖母や夫)の助けを借りたり、病児保育を利用しています。

 大学病院の良い点は、他施設よりも麻酔科医の人数が多いので、朝に急に子供が発熱し、病院受診となっても、1,2時間の遅刻であれば誰かがカバーできます。さすがに丸一日休みとなると、きついですが。。。

 女性医師にとって働きやすい環境、勤務形態を作っていく事が、私たちの重要な課題です。

妊娠するまで

 この時期、待遇については男女の区別はありません。色々な経験を積んでもらうため、日々頑張ってもらうのみです。ただし赴任先を決めるにあたり、配偶者がいる場合は離れ離れにならないために、できる限り考慮します。

妊娠中から子供が就学するまで

 妊娠中は、当然X線被曝や重労働を避けるように配慮します。当直 拘束は希望があれば 免除されます。産後は、育児休暇も取得可能です。しばらくはゆっくりお子さんといてあげてください。ただし、麻酔科専門医の認定前であれば、早期の復帰、専門医取得をすすめます。復帰後に関してですが、保育所保育園の方も早朝保育、延長保育、土曜保育などの制度も確立しており、ママさん医師のニーズに合っています。さらに、病児保育を行う施設も増えてきました。とは言え、子供が朝急に発熱したら、やはり母親が病院へ連れて行く事が多く、病状によっては、そのまま休まざるを得ない事もあります。麻酔科は、伝統的に女性医師が多い事から、この場合の周りからのサポート方法も分かっており、皆で皆をカバーし合うことができます。安心して来てください。

子供の就学後

小学校に入学すると、入学式、授業参観、懇談会、運動会、卒業式などが平日にあります。子供は当然親が来てくれると期待します。これらのお予定が予め分かっていれば、これら行事への参加も可能です。しかし、仕事を休むストレス(他のスタッフに迷惑をかけて申し訳ない。。)を感じる人はまだまだいます。これらのストレスをあまり感じない環境、雰囲気作りが今後の課題です。

大学病院だからできる事を、コツコツやっていこうと思います。

近隣の病児保育施設

横井小児科「こりすの里」
http://www3.nsknet.or.jp/~t-yokoi/

金沢大学病児保育室「たんぽぽルーム」
https://web.hosp.kanazawa-u.ac.jp/gaiyou/tanpopo/index.html

詳しくは,金沢子育てお役立ちWeb
http://www.kanazawa-kosodate.net/daycare/sick.html