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ごあいさつ

金沢大学医薬保健研究域医学系 麻酔・集中治療医学のホームページにようこそ。

谷口 巧

平成26年5月より、講座の教授を務めることになりました谷口 巧です。
金沢大学 麻酔・蘇生学講座は、日本でも数少ない麻酔・集中治療医学の発展を目指しています。

周術期管理とは

周術期管理とは、手術麻酔だけではなく、術前(蘇生)および術後(集中治療)も管理を行うものです。手術麻酔だけでも大変だと思われますが、手術麻酔だけでは、手術を受けられる患者さんにとっては、その一部分(一期間)にしか過ぎません。もちろん、最も重要なのは手術ですが、術前をおろそかにし、術後もほどほどにしておくと、手術がいくら上手くても患者さんには不都合が生じます。
そこで、周術期を管理する医師集団が必要なのです。

谷口は、大学卒業後、麻酔科から始まり、救急医学、消化器内科、集中治療医学を経験し、現在に至っております。ですから、周術期に関しては十分熟知していると自負しています。
そこで、金沢大学 麻酔・蘇生学講座では、以下の項目を目指します。

周術期管理
  1. 質の高い麻酔科医の養成

    質の高い麻酔科医の十分な供給は、各大学の麻酔学講座の社会的使命です。しかし近年の手術数増加、高度化、長時間化により,質はおろか量さえも到底足りているとはいえません。金沢大学麻酔・蘇生学では、多くある関連病院とともに、質の高い麻酔科医を養成していきます。

  2. 質の高い集中治療医の養成

     日本集中治療医学会認定専門医は未だに数少ない状況です。手術が高度にかつ複雑になればなるほど、患者さんが合併症を多く持てば持つほど、術後管理が難しくなります。金沢大学麻酔・蘇生学では、質の高い麻酔科医を養成と同時に集中治療医を養成していきます。

  3. 的確に行動できる蘇生医(救急医)の養成

     合併症が多い患者さんや緊急手術の場合、ショック状態をきたす場合が数多くあります。そこで、手術室に入室する前にできるだけ患者さんを安定させることが重要になる場合もあります。金沢大学麻酔・蘇生学では、麻酔科医、集中医療医とともに、蘇生に卓越した医師の養成も行いたいと思います。もし、希望すれば救急医を目指してもらっても構いません。

  4. ペインクリニック分野にも道は開放しています

    周術期は自分の性格に合わないという方もいられると思います。金沢大学麻酔・蘇生学にはペインクリニックの分野にも卓越したメンバーがいます。麻酔科医とともにペインクリニック医としても十分働き甲斐を見出せるようにしております。

    これら全てを目指すのはなかなか困難であると思います。しかしながら、自分に見合ったものを見出し、自分で道を開くことができる分野であると考えています。

    周術期管理の魅力を一言でいうならば「コントロールすること」にあると思います。人体は、循環器系、呼吸器系、消化管系、神経系など多くのシステムが複雑に絡み合ってできています(ひとつひとつのシステムがどのように動いているのかを深く追求するのは生理学の分野になります)。周術期はこの多くのシステムが最も変動し、時には最悪まで転げ落ちる場合があります。そこで、このシステムが維持できるよう、悪化を最小限に食い止めることができるように努めるのが、我々の仕事です。

    薬剤、人工呼吸、輸液、輸血、体温管理、さらに必要なら血液浄化や循環補助システムを駆使しながら、自分の持てる知識と技術を駆使して最終的にその危機を乗り切り、患者さんが元気に一般病棟へ帰ることが我々の仕事冥利に尽きます。

    自分の人生をオーダーメイドしませんか?
    金沢大学麻酔・蘇生学は、周術期管理に加えて疼痛管理学、ペインクリニックの更なる追及も目指しています。それでは、仕事、研修範囲が広いのではと思っている学生、研修医の方がおられると思います。
    そこで、皆さんの医師人生を自分で決めてもらうことを優先しています。自分の医師人生を、麻酔中心としていろんな分野で行うことをしてみませんか?

    我々はできるだけサポートします。